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2006年11月 7日 (火)

先月の中旬からだけど、弟と連絡がとれない状態であった。
隣の事務所に携帯の電源を切ったまま引き出しに隠していなくなっていた。

一昨日の夜、大阪の警察署から電話があって弟が首吊った事を知った。
以前住んでいた場所から歩いて数分の人家の無い雑木林。
たまに悪さをする中学生の溜まり場になっていたみたいで、最初はマネキンかと思ったそうだ。
車を走らせて早朝に警察署に着いた。
少し駐車場で待ってから中に入れさせてもらって刑事さんの説明を聞く。
写真をみせてもらったが、腐食が激しいので本人かどうかは分からなかった。
でも、所持品から弟に間違いはない。
悩みを溜め込まず、もう少し思い切って自分の意見を言える人間なら良かったのだが、
本当に純粋で心の優しい人間だったので思い悩んでの事なのだろう。
手続を済ませて大阪で荼毘に付し、お骨と花束を乗せて帰路に着いた。
家に帰ってきて、シャワーを浴びてすぐに寝てしまった。
こうなる事は覚悟はしていたが、そのせいか自分でも冷静だなと思っている。
色々考え事があるからかもしれない。父は元気だが、人に弟が死んだ事を口に出すたびに
言葉を詰まらせている。母は表向き元気だが時折床に伏したりしている。
自分はいたって普通で今日も会社を休ませてもらっているので雑用をしたり弟の嫁さんの実家に行って
事の次第を説明したり。
嫁さんも不憫だが、残された子供も不憫である。
これから先どうなるのかはわからないが、どうにかしていかなければならないのはわかっている。
自分がこれほど冷静なのは、イマイチ実感が湧かないというのもある。
弟の遺体を目の前で見たわけでも無し。
写真は半渇きのミイラなので誰だか判らない。
100%弟なのだろうが。
認めていないわけでもない。
弟が失踪して2日後、仕事中に吐き気とめまいで気分が悪くなった事があった。
多分、そのときに弟が思念を飛ばしたのだと思う。
そう考えると、たとえ弟が別の世界に旅立ったとしても、心が繋がっているんじゃないかと思うようになった。
だから、不幸の知らせを聞いた時も、そして今も冷静でいられるのだと思う。
自分はマッタク泣かない人間かって?そんな事は無い。そりゃ泣くよ。静かにね。
年をとると人間って涙もろくなるよねぇ。
テレビでも観て感動場面があると目頭が熱くなるよ。
さて、また明日から会社に行こう。
家を建てるから忙しくなるしね。
ブログをはじめたばっかりで、偶然にもここを見つけて読んでくれる人には、いきなりしんみりした話をして
申し訳ないんだけれどね。これからは楽しい事?を書くよ。無理には書かないけど。
人生いろいろあるさ。

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